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コラム

2005/07/05

国連環境会議 —生物多様性と少数民族— からの報告

今月初め国連大学で開催された環境と文化に関するフォーラムでは、5大陸からそれぞれ代表的な民族が出席して、祖先の代から現代に至る自然環境との関わり方を紹介した。

南米ペルーの山岳民族は、山を崇めコンドルのように風に吹かれて空を舞うのを最上の幸せに思えるのだそうだ。しかしそんな素朴な世界にも物質文明が浸透し、経済活動を重視せざるを得なくなった。若者達は、村で農林業を営むよりは下界の町に出稼ぎに行って現金収入を得ようとする。自国政府の財政は困窮し、工業化も農業対策も不十分である。開発の遅れは、昔のままの自然環境を残す一方、地域によっては人口増加による伐採で林が激減した。それでも辛うじて、昔ながらの伝統的な生活は細々と受け継がれている。

一方経済発展著しいアジアでは、希少資源の減少が著しく、辺鄙と思われているネパールでも、様々な種の絶滅が危惧されている。中でも漢方薬の原料となるジャコウジカは、乱獲がたたり消滅したと推測されている。

自然環境の保全を議論する中で、チベット代表は自国独自の医療と弾薬源保護の必要性を訴え、満場の共感を得た。

島礁国では、薬源を海草や魚介類に依存し、それらの微量成分を細かく把握している。特に魚介類の毒素が、鎮痛、止血、下痢止に効果があるという。これらは今後、追跡調査をするに値すると思われる。

何処の地域の少数民族も、自然を愛し共存しながら生きてきた。しかしながら希少種となると、彼らの間でもハンティングの危険に曝されているのが事実である。

並里次雄